No.035 柏餅
【柏の香り豊かな柔らかもっちりコオロギ和菓子】

調理時間:30分
グリラスのコオロギ原料を使ったレシピをお届けする“グリラスキッチン”
今回は、端午の節句を祝う定番和菓子「柏餅」を紹介します!
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代からと言われています。
柏の葉は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、新芽を子供、古い葉を親に見立て「家系が絶えない」、「子孫繁栄」と結びつけたそうです。
そのため、柏の葉で巻いた柏餅は、縁起の良い食べ物として定着しました。
この柏餅に国産のフタホシコオロギパウダーを練り込んだレシピは、柏の葉の香りでコオロギの匂いがほとんど感じられないため、コオロギパウダーが初めての方でも気軽に試していただけます。
材料

-
- グリラスパウダー
- 大さじ1
-
- 上新粉(A)
- 約160g
-
- 白玉粉(A)
- 40g
-
- 砂糖(A)
- 大さじ1
-
- 水
- 260ml
-
- こしあん(8等分にしておく)
- 160g
-
- 柏の葉
- 8枚
つくりかた
-
- ボウルに(A)を入れて、水を数回に分けて加える。ダマがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
-
- ダマがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
-
- ②にグリラスパウダーを加えてよく混ぜ合わせる。
-
- ③にラップをして500Wで4分電子レンジにかけ、全体をよく混ぜ合わせて更に4分かける。
-
- ひと固まりになったら、保存袋に入れて、軽く粗熱が取れたら袋の中で押し込みながらよく練り合わせる。
-
- ⑤を8等分にして、薄く伸ばした餅でこしあんを包み、柏の葉ではさむ。
だからコオロギ!

今回使用したグリラスパウダーは、国産のフタホシコオロギを美味しく試していただけるよう、グリラス独自の製法で粉末化した商品です。
煮干しや干しエビのような風味が特徴出来ですが、コオロギの餌となる小麦の殻などの穀物類の香りも豊かに感じられます。
また、タンパク質の含有量が約76%と非常に高く、普段の料理やお菓子に少し混ぜるだけで気軽にタンパク質を摂取することができます。
今回ご紹介した柏餅以外にも、コオロギエキスを使用したみたらし団子など、コオロギは意外と和菓子と相性が良いのです。
柏餅の葉っぱは、基本的には食用ではないため食べることは推奨されていないそうです。
元々は保存容器がなかった時代に、柏の葉が丈夫であることからお皿の代わり、保存をするために使われており、食用ではなかったようです。
その他にも柏の葉には殺菌作用やお餅を乾燥から防ぐ、香りづけ、食べやすさなどの理由があるそうです。
食べても問題はありませんが、独自の苦味と筋っぽさがあるため、お餅や餡子の味わいを損ねてしまう恐れがありますのでお気をつけください。
Why Cricket?
今後発生するタンパク質危機と、現在先進国を中心に発生している食品ロス問題。その両方を解決するべく、グリラスでは食品ロスを餌に食用コオロギを育てています。
グリラスの取り組みを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。